成人ゲーム
minoriから2004年に発売されたPC専用ゲーム(Windows XPを対象)
主人公と女性キャラたちの恋愛、それにおける成長を描いた物語。
原画:KIMちー、庄名泉石
シナリオ:鏡遊、北川晴
オープニングムービー:新海誠
エンディングムービー:tsukune.
BGM:天門
東京で思いを寄せていた女性に結婚することを告げられた主人公は、失意のまま故郷
芽吹野(めふきの)に帰ってくる。しかし主人公は何をするわけでもなく両親の経営するアパートの一室にこもってしまう。そんな主人公を部屋から出すべく、いとこ(幼馴染)の悠は自分の通う桜鈴学園の文化祭に誘う。しぶしぶ主人公は学園に足を運ぶと、おじさん(悠の父、教頭)と再開するも、直後におじさんが過労で倒れて入院してしまう。
主人公はおじさんからその後任の臨時教師を頼まれることになるが―――。
はるのあしおとはminoriらしく丁寧に作りこまれた作品といえる。
作品中、キャラクターが瞬きをしたり、口が動いたり、イベントCGに動きをつけて擬似的アニメーションを再現することを試みている。
このゲームのストーリー上の特徴は恋愛の成就を最終とせずに、恋愛が発生してからの自分との葛藤を主題としているところである。
エンディングはキャラクターごとに専用の曲が用意され、それを主題歌としたアニメーションで綴られる。
エンディングはtsukune.氏によるアニメーションで、音楽は他のminori作品同様、天門氏。またオープニングムービーの評価も高く新海誠氏によって製作された。