**ほしのこえ **ほしのこえ [#x13c32fe] ''アニメーション'' 製作:[[新海誠]] 音楽:[[天門]] 声:[[篠原美香]] 歌:[[Low]] 新海誠氏が個人で製作した作品。物語の主題が[[彼女と彼女の猫]]と通じる。 第1回新世紀東京国際アニメフェア21 など様々な場面で発表され、高い評価を得た。 現在DVDを発売中。''全25分'' **ストーリー **ストーリー [#k23a2dcb] 2039年クレーター中に遺跡を発見した火星探査チームが異生命体によって全滅させられる。 しかしその反面、その遺跡より得た技術で人間の文明は一気に進歩する。 後日、火星探査チームを全滅に追い込んだ異生命体の調査に国際的な選抜調査チームを結成する。 中学三年生の夏、ミカコはノボルに選抜チームに選ばれたことを告げる。 それから二人は携帯電話のメールだけがお互いの存在をつかみ合える手段となる。 どんどんメールが届くのに多くの時間が必要になってくる。だんだんと連絡の距離が遠くなっていく。 そんな二人の物語。 **ほしのこえについて 後日、火星探査チームを全滅に追い込んだ異生命体の調査に国際的な選抜調査チームを結成され、中学三年生の夏、ミカコはノボルに選抜チームに選ばれたことを告げる。 それから二人は携帯電話のメールだけがお互いの存在をつかみ合える手段となるが、時間がたつにつれてどんどんメールが届くのに時間が必要になっていく。 だんだんとの距離が遠くなっていく二人の物語。 **ほしのこえについて [#g94ab6ed] ほしのこえには登場人物がミカコとノボルしか出てこない。 25分の決して長くは無い間、徹底的に二人の空間的距離、心的距離を描いている。 唯一のお互いを確認できる手段であった携帯電話は皮肉にも、二人の空間の離れを教える道具としても機能してしまう。 だんだんと距離を感じて不安になっていく二人。 ミカコの戦いがだんだんと激しくなっていく様子が、ノボルの存在を強く握り締めて離さんとしている 彼女の心の状態と重なっていく姿が非常に印象的である。 そして同じく二人の存在をテーマとしている[[彼女と彼女の猫]]がこの物語と並列に存在すると言える。