じんろう
映画
原作・脚本:押井守
演出:神山健治
制作:プロダクションI.G
敗戦から十数年たった日本。
架空の戦後史を巧みに描写し、男と女の運命を日本のアニメーション技術で美しく綴った。
日本では、新たな政策に対して不満を抱いた人々が、集まり反政府派を形成していった。
この反政府派は、武力衝突で政府を脅していた。
政府はこれを鎮圧するため、「首都警」を編成する。
この部隊では、全員防弾された服を着せられ、最新型の銃も使用していた。
そのため、反政府派を鎮圧するのはとても容易なことになっていた。
「首都警」の一員、伏一貴は暴動鎮圧のため出動すると、
女の子が伏の目の前で自爆する。
伏に怪我はなかったが、そのあまりにも無意味な死に伏は同情をしていた。
そんなある日、その女の子の姉だという女性が現れる。
その時から、二人は残酷な真実への扉へ一歩ずつ近づいていくのだった。
そして、その扉を開けた先にある絶望とは・・・。
内容は、展開が二転、三転して結末までどうなるか分からないようになっている。
神山健治が演出、押井守が原作・脚本をしているという
なかなか見られない組み合わせが注目された。