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ブルマー のバックアップの現在との差分(No.6)


ぶるまー
 
 #contents
 
 **概要 [#o57b68f5]
 学校体育で使用する体操着の一種、スポーツ用パンツ。スクールショーツとも。
 主に小学校、中学校、高校の女子の学校指定用品だった。
 
 女性が運動などを行う際に下半身に着用する衣類の一種で、ブルマあるいはブルーマ、ブルーマーとも呼ぶ。20世紀に世界的に広く普及した。
 
 女子バレーボールの選手が試合や練習で穿くユニフォームパンツもあり、用途に応じてバレーブルマー、バレーショーツと呼ぶこともある。
 チアリーダーが穿くコスチュームパンツとして用いられる。
 
 1990年代、ブルマーに卑猥なイメージが伴い急激に採用校が減少した歴史がある。採用校の現象については後述する。
 
 **起源 [#ucede4b7]
 約1850年にミラー婦人(Elizabeth Smith Miller)によって考案された衣類。原型はトルコのハレムパンツ。
 アメリカの女性解放運動家のブルーマー婦人(Ameria Jenks Bloomer)が女性解放のシンボルとして普及させた。当時の女性の下着はコルセットで非常に窮屈であった為、ブルマーの登場は女性にとってまさに衣類の女性解放であった。
 
 **日本における歴史 [#i7d0d005]
 日本に伝えられたのは明治時代後期。この日本におけるブルマーの初期では現在知られるようなショーツ型のものではなく「ちょうちんブルマー」とよばれるものだった。
 
 太平洋戦争などの戦時中に有事演習の一環で水泳訓練を行っていた女学校もあり、当時の女子生徒の体育の服装は、膝上10センチほどの濃紺のちょうちんブルマーに白の開襟シャツ、運動足袋、ハチマキの格好であった。水泳でも膝上10センチほどの濃紺のちょうちんブルマーに白の開襟シャツ、運動足袋。頭にハチマキまたは白の手ぬぐいをして水中に潜って泳いでいた例もある。
 
 その後東京オリンピックで、現在日本で知られているショーツ型のブルマーをユニフォームとして採用したアメリカのバレーボールチームが、全国のテレビに放映され国民に衝撃を与えた。
 当時の日本人の目にアメリカ人選手が穿いていたブルマーは非常に斬新で、動きやすく、格好の良いものに映ったのである。
 
 それ以降、日本でショーツ型のブルマーが学校で採用され始めたのである。
 
 **学校指定用品としての歴史 [#k21ce95d]
 前述の通り当初ブルマーは女性にとって憧れであり女子用体操着の学校指定用品として採用されるに時間はかからなかった。
 素材もナイロンやポリエステルの体操着として機能的なものであった。
 学校では濃紺色が主であったが、いわゆるカラーブルマー(エンジ・緑・花紺など)もスクールカラーに合わせて採用された。
 前述の通り当初ブルマーは女性にとって憧れであり女子
 
 メーカー側もこの非常に機能的で運動に適した衣類に改良を重ね、素材・デザインはもちろんのこと、形状、つまり足回りのV字の角度なども調節した。
 こうして専門的なスポーツ用品だけにとどまらず、学校用品としても数々の種類が生まれたブルマーであったが、動きやすさを求める余り足回りのV字の角度が急過ぎる製品も生まれた。
 そういった製品の中ではアシックスのジュレンクシリーズU-718が有名で、一部の保護者から「過激である」との意見が上がり、別のブルマーが採用されたケースもある。
 
 幼稚園、保育所では女子だけでなく男子も指定体操着としてブルマーを着用していたところもある。メディアに取り上げられた事例としては、1988年の「月刊明星」(集英社)5月号に掲載された、内海光司の幼少時代のブルマー姿の写真がある。
 
 1990年代、ブルマーに女性ら自身から不満の声が上がる。
 1992年、愛知県立稲沢東高校では体育祭にブルマーではなくジャージを着用するという生徒会の決定を学校側が無視したことを受けて、同校の生徒会役員が辞職したことが話題になり、反ブルマーの風潮が公になった。
 それに加え「ブルセラ」がブームを向かえ、ブルセラショップに少女達のブルマーが並んでいることを知った社会はブルマーを卑猥なもの、性的な性質を持ったものとして、学校指定用品としての採用を次々に辞めていったのである。
 
 現在では、ごく一部の中高と、それより数こそ多いもののわずかな小学校、幼稚園が採用するのみである。
 
 急激なブルマー廃止を疑問視する声もある。
 反ブルマーの姿勢の根拠として少女達が掲げるのは、運動中ブルマーがくい込み脇から下着が見えてしまう状態になるのが恥ずかしいというもの、男性体育教師による一方的な押し付けであるというもの、が大半である。
 しかしながらブルマーの後継となったショートパンツ(短パン)では足回りにゴムが入っていない為、ブルマーより格段に下着が見える機会が多くその範囲も大きい。
 また、女性体育教師もブルマーの着用を促しており男性教師のことについては生徒達の空想にしか過ぎない。
 性的嗜好についてはブルマーばかりではない。学用品に対する性的嗜好は母校に影響されるいわれ、母校がショートパンツの採用校であった男性がショートパンツに性的嗜好を持つ場合も多く見られる。
 これらを考えるとブルマーのみを徹底的に弾圧するのは狂気である。
 
 ブルマーは体操着として最も機能的であることは議論の余地が無い。思春期特有の既存のものへの反発でブルマーの廃止への声が上がり、それが上手く世論に乗ったのかもしれない。それを思わせる要因として小学校が断トツに採用している事実がある。
 しかし、ブルマー廃止について「正しい・正しくない」の答えは存在していないのではないだろうか。女性の声で採用され、女性の声で廃止されたブルマーが激減した今でも、女子生徒の既存の学校用品への不満はなくなっていないのである。
 
 **バレーボールでのブルマーの着用 [#cb9bc048]
 1990年代まで女子バレーボールの選手は、長袖ユニフォームシャツにバレーブルマー、白のハイソックスと運動靴、膝サポーターというスタイルで試合に出ていた。
 
 バレーボール日本代表選手は、白の長袖ユニフォームシャツに赤のバレーブルマー、膝サポーター、白のハイソックス、白の運動靴というユニフォームであった。競技の特性上、転がったり滑ったりするのを想定し腰丈(股上)が長く厚手の丈夫な生地が用いられていた。
 
 1987年11月から1988年4月まで放送されたテレビ番組「美少女学園」(テレビ朝日系列、日曜昼12時)では、番組の企画として「ずぶ濡れバレーボール」が行われていた。内容は、あらかじめ貸切にした屋内プール場にて、水深膝下くらいの深さまで入っているプールに設営された特設バレーコートで美少女アイドルチームとバレーボールの試合を行うというものだった。
 
 服装は、美少女アイドルチームは水着に裸足姿に対し、一般参加者の女性チームは水着ではなく、バレーボールの練習や試合で着用するバレーユニフォーム一式を着用。濡れたときの為の予備の下着は一切用意されておらず、参加者自ら予備の下着と着替え。バスタオル等は必ず持参しなければならなかった。
 
 参加した女性チームの大半は、長袖ユニフォームシャツにバレーブルマー、ハイソックスと運動靴、膝サポーターというスタイルで試合に挑み、中には頭にハチマキをして挑んだチームもあった。水着着用は禁止であり、ユニフォームの下は下着必着。アクセサリーや生理用品は身につけない事。襟付長袖ユニフォームシャツは必ずブルマーの中に入れる。ハミパン、生尻のままでの試合は一切禁止であり、必ず腰全体にフィットし、お尻がはみ出さないようブルマーでお尻全体を包み込むようにして、下着がブルマーの脚口からはみ出さないように着用していた。
 
 試合になれば、長袖ユニフォームシャツにバレーブルマーは、普段のバレーボールとは違い「バレーユニフォーム」ではなく「水着」として着用し、ハイソックス、運動靴を履いたまま全身びしょ濡れになる覚悟を決めてプールに入る。膝サポーターもあれば必ず身につけること。ハチマキもあれば、必ず頭にすること。
 
 数々の試合の中にも視聴者の面白さと期待感をもたせたものもあり、数少ない試合でひとつ挙げるとすればコニカチームの試合である。
 参加メンバーは10代から30台前半の女性で全員、バレーボールの練習や試合で着ている白の長袖ユニフォームシャツに青色のバレーブルマーを「水着」として着用し、紺のハイソックス、白の運動靴を履いたままプールに入って、試合を大いに繰り広げた。
 前半はひとりの女性が後ろに転んでブルマーがびしょ濡れになるが、後半に入るともうひとりの女性がコートの前でボールを返した後、コートの外にうつ伏せるようにゆっくり倒れ、膝をついて全身ごとプールの中に沈み水面に浮いた状態になってしまう。その女性はプールの中から起き上がり、水滴を落としながら濡れた髪を両手で後ろにかき上げ、白の長袖ユニフォームシャツに青色のバレーブルマーはプールの水でびしょ濡れのうえに身体にへばりつき、紺のハイソックス、運動靴、膝サポーター、下着までびしょ濡れになりながらも必死に頑張り抜き、無事にコニカチームが勝利をつかみとった。
 
 **三種の神器 [#lec5ab7b]
 [[萌え]]および、性的嗜好、[[フェティシズム]]の要素として[[スクール水着]]、[[セーラー服]]、[[ブルマー]]とする場合がある。
 
 
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