こみっくまーけっと
同人誌即売会
俗に言われるコミケである。個人で出版した作品を発表する場として利用される。同人誌に限らず、同人ゲーム、同人音楽など多方面の同人活動の発表が行われる。また、企業の参加も認められ企業ブースのスペース内で、新製品の販売や限定商品が盛んに販売されるため、同人サークルよりもこちらを目的とする来場者も存在する。コミックマーケット1から現在まで、通し番号で開催され、夏と冬に行われる。(夏コミ・冬コミ)。それに加え、5年に約一回行われるコミケットスペシャルがある。会場は現在に至るまで何度か変更されてきたが、有明国際展示場(ビックサイト)で行われている。
コミックマーケットから商業作家に発展する参加者も存在し、CLAMP?が有名である。また商業活動を始めてもコミックマーケットで同人誌を発表する作家も存在し、創作・ファン活動の場として以外に、ファンと作家の交流の場として使われることもある。
主催はコミックマーケット準備会が行い、非営利団体である。会場の手配など、非営利団体ではできないことは有限会社コミケットが行い、カタログはコミケプランニングサービスより発行される。非営利団体で運営されるのは純粋な創作活動に対して中立なスペースを提供するスタンスを取っているからである。
常に自由な発表の場として提供されているコミックマーケットだが、会場のスペースの有限性により参加サークルは申し込みした中から抽選で選ばれる。来場者の来場は自由で、参加者・来場者ともに必要な情報は公式サイト、さらに詳しくはカタログに記載される。コスプレに関しては登録は不要で、多くのコスプレイヤーが集まる。
回数を重ねるごとに来場者が増え続けるコミックマーケットだが、問題も多々発生している。会場周辺の人々の理解不足や、劣悪な環境や有害出版物の並ぶ会場への子供連れ、過激な露出のあるコスプレに対する警察からの警告・盗撮の被害などがある。
コミックマーケットにはいくつかの種類が区別されている。
夏に行われるコミックマーケットの俗称*1。お盆ごろに行われる。
夏の炎天下の劣悪な環境で行われる。年2回のコミックマーケットのうち、もっとも盛り上がり、3日間*2で行われそれぞれの日にジャンルが割り当てられる。
冬に行われるコミックマーケットの俗称*3。年末ころに行われる。
夏に比べ参加者は少なめであるが、それでも多くの人々が訪れる。3日間*4で行われ、それぞれにジャンルが割り当てられる。
ほぼ5年に1度のペースで行われる。
通常のコミックマーケットとは違うシステムで運営される。通常のコミックマーケット同様、運営はコミックマーケット準備会が行い、公式ホームページで情報を公開する。