ひぐらしのなくころに
『ひぐらしのなく頃』には、同人サークルである07th Expansionが発表した同人ゲームで、サウンドノベル。
加えてそれが原作のドラマCD、漫画、TVアニメーション。
原画・シナリオはサークル代表の竜騎士07で、悲劇的な内容が話題となった。
(タイトルの正しい表記は「ひぐらしのなく頃に」で6文字目『な』が赤である。)
初出は2002年の8月。コミックマーケット62で発売された。その後のコミックマーケット63・64・66で続編を発表。計4作品がひとつのシリーズとしてまとまっている(ただしこのシリーズの続編『ひぐらしのなく頃に解』、『ひぐらしのなく頃に礼』が存在している)。
2004年に漫画雑誌4誌で漫画連載が始まり、同年12月に単行本が発売。
2005年にドラマCDが発売。
さらに、2006年の春には、アニメ化されTV放映された。
2006年4月から9月まで放映。キャラクターデザインは坂井久太がつとめ、アニメーション制作はスタジオディーン。今千秋を監督とした。
前原圭一(まえはらけいいち)は美術家の父に連れられ家族で雛見沢(ひなみさわ)に引っ越してきた。雛見沢の学校でできた心から笑い会える親友レナ、魅音、沙都子、梨花(れな、みおん、さとこ、りか)との楽しい毎日の生活、前原圭一は少しずつ新しい生活にも慣れてくる。そんな中、少しずづ知ってしまう雛見沢の暗い過去と恐ろしい伝説。偶然なのか必然なのか前原圭一は親友達との小さな小さなすれ違いからその過去と伝説にゆっくりと確実に巻き込まれていく・・・。<以降各編によって分岐>
通常のサウンドノベルとは違い選択肢の類は一切ない。マルチエンディングの概念もなく、話ははじめから最後まで一本の道しか存在しない。しかしこの話は『***編』といった形で複数用意されている。それは、
『あなたは小まめなセーブ&ロードから解放され、フラグのオンオフ、現在のルートが誤りであるか否かを心配することなく物語の顛末の最後の最後までゆっくりと楽しむことができます。ですが、本作品はただの小説ではなく、やはりゲームです。あなたは各シナリオごとに、物語中に残された謎を心ゆくまで吟味することができます。』(公式HPより)
とあるように、物語自体を楽しめるように配慮されているからである。
NHKの番組で家族ぐるみで作る同人ゲームとして、本作品と07th Expansionが取り上げられた。